2012年6月2日土曜日

2012.06.02 富士通との協働活動

(五斗蒔だより2012年7月号から転載)

宍塚の里山保全活動に参加して 富士通

 富士通では、「生物多様性保全」と「社員の意識啓発」を目的に、「宍塚の自然と歴史の会」の皆様のご指導のもと「宍塚の里山を守る活動」に2008年から参加させて頂いています。

 簡単に今まで私達が協力させて頂いた活動内容を紹介させて頂きますと、「外来種駆除活動」では、ブルーギルやブラックバス、アメリカザリガニ等の水性生物やセイタカアワダチソウの駆除に協力してきました。
 特にこの駆除活動では、社員や家族、そしてこれからの将来を担う子供たちに「外来種」は「私達の環境にどのような影響を与えるか?」を考えてもらう良いきっかけとなっています。また、2009年からは「宍塚の会」の重要な取り組み項目の1つである「湿地再生活動」にも協力してきました。この活動は、湿地帯のアカメヤナギを伐採しますが、日頃からデスクワーク業務が多い社員が「泥だらけ、汗だく」になって作業に参加しています。その結果、一定の成果が出ているとのお話しに参加者の達成感も強くなってきています。

 直近の6月2日には、33 名の社員と家族が「竹林整備、外来種駆除活動」に参加しました。また、子供たちに「五感を持って自然を感じてもらいたい」との思いから「里山体験活動」を企画し、「宍塚の会」の皆様の協力によって実施することができました。参加者から、「子供たちに普段できないことを経験させる良い機会だった。初めは木登りのやり方がわからない様子だったが、すぐにやり方を覚えて木登りしている姿を頼もしく感じた。」また「里山おやつ作り」では、「地産の食材をうまく使って、簡単に出来るところが子供受けもよく良かった。」との感想をもらっています。

 弊社の社員は、都市圏に住居を構える人が多いため、日頃より自然と触れ合う時間が少なくなっています。年2回の活動となりますが、「宍塚の里山」での活動を通して、少しでも多くの社員に自然環境について考えてもらうきっかけとなれば!と思っています。また、今年の10月にも保全活動への協力を予定しており、「宍塚の会」の皆様にはお世話になります。これからもどうぞよろしくお願いします!
富士通株式会社 環境本部 Aさん